Google Glass が夢見た未来と現実とのギャップ

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先月、はじめて Google Glass を試す機会がありました。半日試してみた感想を残しておこうと思います。

着けた感想

違和感だらけ
最初、違和感があります。やはり、目の前にモニターがある感覚に慣れません。メガネという感じは全くしないのが意外でした。
なぜメガネという感じがしないのかを考えてみると、理由は単純です。着けることによって視界が(少しだけ)遮られ、見えにくくなるからです。右目にタンコブができたみたいな感じ?
そして自分自身が感じる違和感よりも、周囲が感じる違和感の方が大きいようです。目立ちます。2度見されます。

フォーカスが合わない
Glass を着けて歩きながら何かできるのかなという期待を抱いていましたが、結論としてはスマートフォンと同じで、歩きながらの使用は NG です。キケン。
なぜキケンかというと、Glass の表示と目の前の風景を同時に見ることはできないからです。よほどの拳法の達人で周辺視野がすごいという人でなければ、まず周囲が見えなくなります。

運転中の使用はダメ、ゼッタイ!
周りが見えなくなるので、これを着けて運転をしたらどうなるかは容易に想像できます。車が自動運転でも無い限り、やめておいたほうが良いです。

ながら撮影には未来を感じる
撮影という点では、かなりおもしろいガジェットです。Hangouts とかしながら歩いたら、自分の視界を共有しているみたいになって楽しいこと間違いなしです。
ただし、撮影しているかどうかがわかりにくく、無断撮影・録音などの問題は起こると感じました。慣れてないうちは自分でもいま撮影しているのかどうかがわからず、数十分撮影を続けてしまったぐらいです。

音声認識は正義
やはり音声認識は良いです。そして予想外に、Glass にタッチセンサーがついていたことも良いと思いました。上を見上げて起動するのも、慣れれば快適でした。
でもやはり、周りから見ていたら、完全に変人です。上を見上げて何かつぶやき、その後メガネを触っているわけですから。近未来から来た人だと自覚して、恥を捨てましょう。Bluetooth ヘッドセットで電話する以上の勇気を持って、使ってください。

情報表示端末としてもっと活用したい
昔夢見た AR 的な世界というか、視界に情報が入り込んでくる世界というのは魅力的です。フォーカスを合わせるのに疲れるという問題があるため、スマートフォンで試みられた AR 的な情報表示は難しいかもしれませんが、新たなインターネットとの接点を生み出してくれることは間違いありません。

まとめ

Glass を使ってすぐ、Apple が初代 iPad を出した時のことを思い出しました。僕は発売と同時に購入したのですが、購入後しばらくはスタバとかで使っている時に話しかけられました。「それって、iPad ですか?」という風に。

Glass をつけている時も、同じような経験をしました。そういった意味で、ようやく実用化した画期的な製品であることに間違いは無いと思います。

製品としての Glass は、ネットにつながる高級なカメラというのが僕の印象です。ネットにつながるというのがポイントで、そこをうまく使えば可能性は無限大に広がるわけです。でも逆に言えば、うまく使わないと、単なる高級カメラになってしまいます。
また、Glass は歩きながら何かができるもの、ではありませんでした。ポケットからスマートフォンを出す手間がなくなっただけです。現時点では。

関連ソフトウェアや外部の環境が進化して Glass を受け入れられるようになれば、ようやく夢見た未来がはじまると思います。まだ、世界のほうが Glass においついていないので、そのギャップを埋めるための様々進化がこれから起こることを期待しています。

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