ネーミングの善し悪しは別にして、ネットイナゴ問題に関して僕なりに思うことをポストします。
ネットイナゴ問題に関しては、こちらのエントリーをどうぞ。
池田信夫 blog はてなに集まるネットイナゴ
先日、シリコンバレーで行われたはてな取締役会にて、この問題に関する議論が行われたそうです。
My Life Between Silicon Valley and Japan – 最近つくづく思うこと
今週は、はてなの取締役会合宿がシリコンバレーで行われている。
ネットイナゴ問題についても当然、真剣に議論しています。
その結果として、naoyaさんがこんなエントリーをポストしています。少し長いですが、引用します。
naoyaのはてなダイアリー – はてなブックマークのコミュニティについて
コメントを見て「身から出た錆だ」と思ったこともあるし、僕自身も自覚的/無自覚にそんなコメントをしていることもあると思います。そんなことを責められるのが嫌だったりもして、その問題に目をつむってきたようなところがあります。ごめんなさい。
ですが、今後のはてなブックマークのことを考えて、やはり目を背けていてはいけないことだと思っています。これまで聞こえなかった声を伝える、感動を与える、正しいことを知ることができるコミュニティとして作ったものが、誰かの表現や意見を抑え付けるために使われてしまうというのは、作り手として悲しいと感じるようになりました。「作ってよかった」と思い続けられるシステムであってほしいと思います。
僕は naoyaさんのこの選択を心から支持するし、自分なりにも考えてみようと思います。
いまはてなが抱えている問題。それははてなだけに限らず、日本だけに限らず、インターネット全体が抱えている問題でもあると僕はとらえています。
だから、その解決策を探るのは決してはてなだけの仕事じゃない。ユーザーとして、そして僕の場合はインターネットにおけるサービスの提供者として、この問題に取り組まなければなりません。
いまはただ、ユーザー自身が意見の伝え方を知らなさすぎるだけのかもしれないし、インターネットにおける対人関係、人との距離感が、リアル世界のそれと全く別物のように感じてしまって、混乱が生じているだけなのかもしれません。仮にそうだとしても、時間が経ってユーザーが成熟すれば解決されるとか、そんなことを言えばそこで終わってしまいます。
解決策は、もちろん僕にも見えていません。ただ、その先にさらなるインターネットの可能性が広がっていることだけは、確信しています。
現状の対策として、問題が発生しても当事者がスルーするしか無いようにも見えますが、それだけがすべてでは無いはずです。スルー力に頼らずに、ネットイナゴ問題を処理することができたとき、ユーザーにとって本当の意味で使えるインターネットになるのではないでしょうか。
池田信夫 blog はてなの逆淘汰
小飼弾氏のように、この種の問題を個人の「鈍感力」に帰するのはナンセンスである。それは不潔な食堂が「食中毒に免疫のある客だけが来ればよい」と開き直っているようなものだ。問題は個人の性格ではなく、平均的なユーザーにとってどういうことが起き、それがシステム全体にどういう影響を及ぼすのかということだ。
最後に、僕は結城さんのこの言葉にも納得しました。
www.textfile.org – はてなブックマークのコミュニティについて
一言で言えば、ネットで人が聖くなるわけではないのです。
だからといって、改善の努力が無駄なわけではない。
ネットイナゴ問題が解決したとき、それを Web3.0 と呼ぶのかどうかは知りません。しかし、その時は必ず来ると信じて、better なアプローチを試みるしかありません。
インターネットの未来を築くのは、他ならぬ僕たちユーザーなのです。
株式会社メッサリバティ創業者、代表取締役社長。