日本で1番大きな Web サイトは?

Web サイトの大きさを比較できる動的なチャートがあります。これを見れば、Google や Facebook がいかに巨大であるか、そして YouTube がどれだけ Google にとって価値が高いものであるかがはっきりわかります。

.jp なサイトを検索すれば、日本市場の詳細がわかります。日本で1番大きなサイトは何でしょうか?

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Google にとって Facebook が驚異となる理由

facebook
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この記事の解説を求められたので、引用しながら要点をまとめました。

前提知識

まずは、先日行われた Facebook カンファレンスの要点を挙げている部分の解説。

The three big ones: social plugins, Open Graph, and Open Graph API, make Facebook’s intentions very clear: they want to be the fabric of the web.

social plugins

Web サイトを Facebook と簡単に連携させるプラグイン群。プログパーツなどを通して、普通の Web サイトやブログが Facebook とデータを簡単にやり取りできるようになる。

Open Graph, Open Graph API

Facebook が誇る世界一のソーシャルグラフがオープンになり、外部で利用できるようになる。つまり、Facebook が保有するデータを元にして、外部の Web サイトを最適化することができる。たとえそれが初めて訪れた Web サイトであっても。

驚異となる理由

前提部分を見ただけで、これが Google のみならず多くの Web スタートアップにとって驚異となることが垣間見れたのではないでしょうか。

本題に行きます。Bret Taylor の Keynote からの引用。

The most interesting thing Taylor said was that Facebook’s stance is that social connections are going to be just as important going forward as hyperlinks have been for the web.

ハイパーリンクは重要、でも、今後はソーシャルグラフも同じぐらい、あるいはそれ以上に重要になっていると Facebook は考えている。

  • Google = ハイパーリンクの解析を世界一進めている企業
  • Facebook = ソーシャルグラフを世界一描いている企業

Facebook の見解が正しければ、Google にとって Facebook はこれまでに無いほどの驚異となります。Google が最も得意としたフィールド「ハイパーリンク中心の世界」ではなく、次の戦いのフィールド「ソーシャルグラフ中心の世界」で No.1 になった企業が誕生したからです。もちろんソーシャルグラフが次のフィールドになる、などと決まっているわけではありません。それは歴史が証明すること。ただし、Facebook の増え続けるユーザー数がそれを証明しつつあるのは事実。そして、Google をはじめとする多くの企業、Web スタートアップがソーシャルグラフに注力していることも事実。

最後に

Companies will have to choose whether to fight against this, and attempt to launch their own graph, or get in line. “When we connect our graphs together, the web is gonna get a whole lot better,” Zuckerberg promised.

Facebook を中心とした、ソーシャルグラフをめぐる激しい戦いが顕著になりました。戦いを挑むか、降伏して Facebook の流れに加勢するか、大きな選択の年になりそうです。

Google 名誉会長村上憲郎氏講演

Mr. Norio MURAKAMI
Mr. Norio MURAKAMI by GDD

友人の経営者から、Google 名誉会長の村上憲郎氏の講演があるから申し込んどくよ?と連絡が来たので、そのまま申し込みをお願いし、参加してきました。少し前のことです。結論から言うと、今回村上さんにお会いできて、非常に良かった。それはなぜかは後ほど。まずは講演とパネルディスカッションのメモ。

Google のビジネスモデル

  • Google のビジネスモデルは100%広告モデルであるべき
  • 広告はネアンデルタール人時代から存在する不滅のビジネスモデルである
  • 現売上2兆円のうち97%が広告売上
  • 広告だけにしたい
  • Google はコンテンツを持たない
  • ブリッジの役割のみを果たす

    • インターネットのすべてを無料化させようとしてるわけではない
  • 1ページで明確に語れるビジネスモデル・ビジョンに従うのみ

最大の強みであるサーバーインフラ

  • 現状を見越して意図的にサーバーインフラを自作していたわけでは無い
  • コストを下げるための努力が結果的に競合優位性につながった
  • データセンターは東京ドームサイズが世界に2桁以上存在する
  • PUE 1.2 を切っている

Google 流経営

  • 経験豊富な経営陣の役割は若者が過去の失敗を繰り返さないようにすること
  • 20%ルールは時間じゃなくて労力の問題
  • 報酬は時間拘束の対価では無くアウトプットされた成果物への対価
  • それを機能させるのが360度評価

    • 上司・同僚・部下などが評価する
  • 20%の対象は年単位でチームにコミットする
  • 各クオーターごとにレビューする
  • Google の主力サービスはそのほとんどが20%ルールから生まれている
  • 活発な中から生まれてくるものに意義がある
  • これぞ究極の民主主義
  • 技術者は金儲けを考えなくて良い
  • IT 業界はサービス業である
  • サービス精神が重要

Google 流採用

  • 面接は同僚が行う

    • エアポートテスト
  • 楽しくなければ仕事じゃない
  • 寮の雰囲気で仕事をする
  • 天才しか採用しない
  • いわゆる Hacker タイプしか採用しない
  • 論文を書くタイプは不要

自分がやるべき事

印象に残ったのは、「なぜイノベーションはいつもシリコンバレーから生まれるのか」、という質問に対する村上さんの回答。なんと、「わからない」でした。この回答はかなり刺激的でした。日本だけじゃなく、世界中の他のどんな地域からもイノベーションは生まれない。なぜかシリコンバレーなのだ、という回答。イノベーションを起こすにはそこへ行くしかないということがハッキリしました。

話を聞いているとき思ったのですが、エンジニア目線で Google 関係者の話を聞くことはあっても、経営者目線で話を聞けることはこれまでにありませんでした。それも、トップの話を直接、です。

講演後、パーティーがありました。僕と友人の経営者は二人で村上さんの所へ行き、今日の話しが刺激的だったこと、自分たちがこれからやりたいことをまくし立てるように話しました。すると村上さんがこんな風に言ってくれました。

「前から2番目に座っていた二人だね。僕は君たちに話していたんだよ。君たちが大きく頷きながら聞いているのを見ていた。がんばってね。」

あまりに刺激的な話に、ニヤニヤこそこそしながら聞いていたのですが、この言葉は嬉しかった。例えリップサービスだったとしても、こんな風に若者を奮い立たせる村上さんがカッコイイ。

気づいたときには、「シリコンバレーに行きます。そこで会いましょう。」と言っていました。

大切なのはここから。改めて現状を認識し、確実に前進できるよう、できることを最速でやっていこうと改めて決意しました。

Google の iPhone アプリ

Google の iPhone アプリをインストールして、音声検索を使ってみました。英語だけだから、がんばってきれいに発音しないといけません。

音声検索自体はそれほど驚きではないものの、iPhone 上で動くことによる大きな可能性を感じます。位置情報と音声による案内・・・。

詳しくは Google の動画をどうぞ。

GPS、電話・・・。今後が楽しみなアプリです。

Safari3 が持つ意味

まず、Safari3 人柱より続報です。
Safari3 人柱よりというエントリーで、Safari3 が不安定だと書きましたが、その後問題の原因が Safari Stand だと分かりました。Safari Stand アンインストール後は極めて安定しています。
Safari Stand が使えないのはかなりの戦力ダウンな感じですが、デフォルトの状態でも Safari3 が優れているので、いまは Safari3 に切り替えています。やっぱり、サイズ変更可能なテキストエリアと進化したページ内検索が、Safari3 を手放せないものにしてくれたのです。
ちなみに環境は Mac OS X 10.4 (Tiger) です。Windows版はどうやら日本語対応ができてないやしく、バッドノウハウを駆使しなければ日本語が表示できないとか。
日本語に対応するよりも、iPhone の発売までに Windows版 Safari をリリースしておきたかったのでしょう。どうせ iPhone は日本で使えないしね。正当な日本後回し戦略だと思います。悲しいですが。
と、ここまで書いてふと思ったのが、Safari の Windows 対応にある意味です。
iPod が成功した理由のひとつに、iTunes が Windows と Mac の両方に対応したことが挙げられます。これには疑いがないでしょう。
そして今回 iPhone のリリースを迎え、Apple が選んだのは Safari の Windows 対応。僕は全く予想していませんでしたが、これは iPhone においてキーになるアプリケーションがブラウザだということです。iPod的な機能では無く。
いまの Apple には Eric Schmidt が、つまり Google がついています。両者は最高のパートナーとなり、お互いの欠けた部分を補い合う存在になるでしょう。
Google の Webアプリケーションが iPhone で制限無く使えるようになったとき、本当の意味で Webアプリケーションが主流となる時代が到来するのではないでしょうか。
Apple と Google の架け橋となるアプリケーションは、間違いなくブラウザーです。Apple はその重要な架け橋を他社やオープンソースに任せきることをせず、自社でグローバルなブラウザーマーケットを構築することを選択しました。第二次ブラウザー戦争が、ますます盛り上げって来たというわけです。
Apple が、Google が、パソコン(そして Mac)から飛び出す日は近い。