はじめて電車内であの赤い星マークの広告を見たときは、てっきりサッポロビールが買収されて色が変わったのだと思っていました。批判などなど様々なところで目にする今日この頃ですが、そんな DoCoMo に対して、DoCoMo ユーザーである僕が抱いているこのなんとも言えない感を、あのキャンペーンが終わらないうちに書き留めておこうと思います。
まず、これまでの流れを整理すると、次のようになると思います。
- MNP で DoCoMo 1人負け確定
- これから反撃しますよーという広告を打つ
- 大不評
大不評かどうかは僕もはっきり調べたわけではないので、あくまでも個人的な見解だととらえてください。その個人的な見解とは、Blogosphere の雰囲気とか、2chネラーの声とか、そういったもので構成されているものです。そう考えると、完全に個人的な見解とは言えませんが。
テレビは全く見ていないので、どんな頻度でどのような感じの CM がやっているかは知りません。そのあたりの視聴者の声みたいなのも僕はわかってないことを明記しておきます。
任天堂かと思うあの CM だけは DoCoMo のサイトで見ました。
僕があのキャッチコピーやポスターを見て直感的に思ったのは次のようなことです。
- 2.0 とか本気ですか
- これからは若い子を相手にするんだな
- そろそろ反撃していいですか=負けました
- ひみつです=とりあえずいま何も考えてません
- 他社ユーザーの人ごめんなさい=負け惜しみ
要するに、敗北しましたという宣言であると受け止めたと同時に、これまでの路線を変えるという印象を受けました。その路線変更の内容は分からないのですが、ひとつだけ確信したのは、au になりたいんだなということです。
挑戦的な文章や刺激的な広告の色、勢いのあるデザインから、僕は「2番手」らしいやり方を感じたのです。まさか、DoCoMo からこんなイメージを受けることになるとは思いませんでした。
今回のキャンペーンで、開始当初から路線変更についての具体的な内容が分かれば、僕もプラスの反応ができたと思います。でも、あの「ひみつ」とか、「他社携帯の人ごめんなさい」からは、「何も考えず騒いでみました」というイメージしかうけなかったのです。
手っ取り早く値下げしていくのか、これまでのサービスをもう一度名前を変えてリリースするのか、そういうことしかできないんじゃないかと思ってしまうのです。
その後ネット上ではやはりこの DoCoMo の戦略に対する批判的な情報をよく目にします。例えばこんな感じ。
isologue – by 磯崎哲也事務所: DoCoMo2.0は言うほどたいしたことないのでは?という証取法的考察
J-CAST ニュース : 大前研一にこきおろされた 「そろそろ反撃」ドコモCM
ずっと DoCoMo ユーザーだった僕も、そろそろ乗り換える時が来たのかもしれません。まぁ、実際にはメールアドレスが変わるとかめんどくさすぎるので、できるだけ DoCoMo にはがんばってほしいんですけど。このキャリア固定のメールアドレスって、なんとかならないもんでしょうか。最近は結局ケータイでも Gmail 使ってますよ。
それにしても、僕はいまの日本のケータイキャリアに対する魅力を全く感じることができません。あれほど未来が輝いて見えていた Willcom に対しても、なんだか雲行きが怪しくなってきたと感じているし。
あぁ、iPhone が日本で発売されるなら、間違いなく買ってたのにな。
DoCoMo の CM が叩かれる中、Apple の iPhone の CM はすばらしいと思います。37Signals の Jason も絶賛してました。どうぞ。
iPhone Ads: Perfect advertising – (37signals)
Apple – iPhone – TV Ads
まぁ、僕が DoCoMo の CM 作るなら、間違いなくやりますね。
「DoCoMo です。」
「携帯電話です。」
ま、これはネタですけどw
さて、書きためたブログのエントリーが恐ろしいほどたまってきました。今日から順番にはき出していきます。
「DoCoMo が涙目な件」への2件の返信
日本のキャリアはメーカが王道しかつくれないような販促システムを作り上げてるから、shinoには物足りないかもね。
ma38su