何よりもまず、この底なしの孤独を埋めたいと思った

自分が戦っている正直な理由

人として欠陥があるのかもしれない。ただ事実として、自分にはどうしても埋めることが出来ない孤独というものがある。結論を言ってしまえば、自分はその孤独を埋めるために、人生をかけてこの変革に取り組んでいるんだと思う。それ以外のモチベーションが存在しないし、他に納得の行く理由は思いつかない。

言い方を変えれば、多くの人を巻き込んだ大きな戦いに、こんな個人的な理由で挑んでいることになる。そのわがままさを承知の上で、少しその背景を伝えたい。

生存戦略

自分の声は届かないし、周りの声は聞こえない。ずっと閉ざされた世界に1人でいる。それが自分なんだと思う。でもそれでは、生きていけない。孤独という病は、それほど深刻だ。

そんな世界にずっといるから、1人でずっと考え事をしている。どうやったらこの孤独から抜け出せるかということを考えている。

その結果行き着いたのが、社会に対する問題を提起し、それを解決しようと動くことで、人とつながるということだった。つまり、疑問に思うことに対するいろんな解決策を考え、実行する。その実行の部分を様々な人達に支えてもらえるように仕組みをつくり、取り組んできた。それが、自分の起業家としての生存戦略だった。

孤独を埋めるために、自分は、自分の想いを発信することで、その想いに対する共感者を集め、信じ合える人達との関係性を築き、生存している。

1人の世界で感じ続けたこの世界に対する疑問や怒りを発信することで、同じ想いを持った人達と共感できた。そして、共に歩んでくれる人達がいつもいてくれる。

逆に言えば、理解者が見つからなければ、自分は生存することができない。理解、共感のレベルが浅ければ、その絆はすぐに断たれてしまう。より深く、心の奥底まで届けなければ、結果として自分は生存することができなくなる。

有償の愛

だからいまの自分には、幸いにも、信頼できる、理解してくれる、そんな深いつながりが生まれている。いまの自分には、これからの長い人生(物理的な世界での一生とその先)を分かち合えると信じられる人達がいる。

だけどそれは、いわゆる家族のような無条件の愛で満たされる関係ではなく、古めかしい言い方をすれば戦友と呼ぶのかもしれない関係だ。そこには緊張感と責任感、そして圧倒的なビジョンの共有があり、関係性に常に目的が伴う。成果という報酬も含め、非常に合理的な関係性だと言える。

無条件の愛で支え合うような関係性ではないからこそ、そこには常に give and take の関係性が成り立ち、そのために契約が必要となり、同時にそれはつまり永遠のものではないという事を意味する。

はっきり言って、不安定な状態だ。条件式が不成立なら、関係性が終わるということを意味するし、自分は再び孤独になるということを明示している。

ただひとつ言えることは、この状態を糧にして、自分は、自分たちはもっと前進できると実感している。達成するまで続けることができると、疑いはない。そして結果として、この世界に、いまの価値観に、一石を投じることができると信じている。

残酷な事実と最高の幸せ

きっかけは孤独を埋めることだった。けど、多くの人を巻き込んで気づいたことがある。それは、この流れの先に、孤独を埋める何かは待っていないという事。条件式が成り立つときにだけ発動する愛であるが故の、当然の事実だ。

でもそれはつまり、いまの自分の原動力が、欲求が、枯れることがないという結論にも行き着く。

信頼できる人たちと会えたことに感謝し、同時に、決して埋められることのない孤独という原動力と永久に向き合う覚悟を持つことで、いつまでも走り続けられるとわかる。

How did you find them?

いまの自分の周りにいてくれる素晴らしいチームのメンバーを見たある起業家に、そう聞かれたとき、自然と即答できた。

They found me.

それは紛れもない事実だ。

自分からは何もしていなくても、探して見つけられるレベルを越えたとんでもない才能と、活力と、情熱を備えた人たちが近くにいてくれる。想いに共感してくれている。

本当に多くの人達に、自分は迷惑をかけていると思っている。家族や理解者に対してでさえ、リターンよりはるかに大きな負担をかけていると自覚している。近しい人にほど、強い負担をかけているし、基本的な人間関係においてはマイナスなことしか生み出していないと思っている。悪いのは自分だ。申し訳ないという謝罪の気持ちと、感謝しても仕切れない想いがある。

ありがとう。本当にありがとう。

ここから先、自分は成長し続ける必要がある。みんなが信じてくれた世界を実現するために、前進し続ける必要がある。

やるしかない。

集めるんだ、デビルマンを。世界中から集めるんだ。おれはひとりじゃない、一緒に戦ってくれる同志がいる。
— 不動 明(デビルマン)

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