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雑記

デビルマンは仮想通貨の世界にいまこそ必要な存在だ

知らなかった原作の展開

デビルマンです。あのデビルマン。これは、仮想通貨、ブロックチェーンに関わる人には必読のマンガです。

デビルマンを観ることになったきっかけは、Netflix でリメイク版が配信されたことでした。現代風にリメイクされたデビルマンを観て、最初は衝撃を受けました。絵がグロテスクで内容も攻撃的。「何だ、これは」と思って1話で観るのを止めました。後に僕たちが知っているアニメのデビルマンは設定がやわらかくなっているもので、原作のデビルマンとは全然違うということを知りました。原作に忠実なのが Netflix 版のデビルマンだということを知ったので最後まで観てみました。

デビルマンと仮想通貨業界の共通点

デビルマンの世界観が仮想通貨業界とあまりにも似ていて、共通する部分も多いことに感動しました。結果、デビルマンの原作を買って読み直すくらいはまってしまいました。

デビルマンの世界では、悪魔が世にはびこっています。力が強く、世界を滅ぼし支配してしまうかもしれない悪魔。そういう悪魔がはびこっている中、人間は悪魔に対抗できません。このままでは、人間は全て狩られ、悪魔の世界になってしまいます。

そこにデビルマンという存在が登場します。悪魔の力と人間の心を持っているデビルマンがいれば、悪魔を倒して人間の存在を守ることができるのです。人間のために闘う、悪魔の体と人間の心を持ったデビルマンがこの世を救うというわけです。デビルマンだけが、デビルマンこそが、世界を救うことができるのです。

ICO は仮想通貨業界の悪魔か?

この世界観は、仮想通貨の世界と共通しています。ICO は大半が詐欺だとも言われている中、実際にお金さえ集まればいいと思っている悪魔のような存在がたくさんいます。持っている技術、知識、能力を使えば資金なんていくらでも集められるという人がビックリするほどいるのです。一方、良いビジネスをしようと純粋に頑張っているスタートアップも存在しています。イノベーションを起こし、新しいビジネスを開発し、ユーザーが幸せに過ごせるようにという世界観を持っているスタートアップもたくさんいるわけです。悪魔に魂を売ってしまう人と、人間として生きていく人がいます。しかし、人間は悪魔と比較すると弱すぎて、悪魔に簡単にやられてしまうのです。

実際の例でいうと、EOS プロジェクトも数千億円、ETH の価格次第ではさらに上の桁に届きそうな規模の金額を仮想通貨で集めています。Ripple の XRP も、時価総額は桁違いです。

このように、人間としてはあり得ないほどのお金が、特定の仮想通貨企業に集まるのが ICO です。悪魔の力と全く同じです。

そこで今こそ必要なのが、悪魔と同じような能力を備えていながら純粋なスタートアップマインドを持っているデビルマンです。良いことに技術を使いたいと思っている人がデビルマンになることによって、世界を正しい方向に導けるのではないでしょうか。もちろんそれはかなり主観的な判断が入っている意見で、何が正しいのかの議論になれば複雑化しますが、とにかくこのデビルマンの「力と心」という関係性が仮想通貨の世界と重なり、僕は感動したのです。

デビルマンを集めて闘う

デビルマンの物語では、デビルマン単体ではなかなか悪魔に勝てないので、もっと多くのデビルマンを集めようというエピソードがあります。人間の心と悪魔の体を持ったデビルマンという融合体を集めるのです。

これは、僕がいま目指している世界観と全く同じなんです。人間の心と悪魔の体を持ったデビルマンでないと、この世界は救えない。そして、自分は1人ではない。

今の仮想通貨業界に必要なのは、デビルマンなのです。限定して ICO についてこの話をしていますが、拡大解釈をすれば資本主義社会全体にも同じように当てはまります。資本主義の世界にも悪魔がいます。地球を汚してもいいからお金をたくさん儲けた方がいい。児童労働で搾取をした方が勝てるということで短期的な利益を追求する。このような企業がたくさんある中で、いいことだけをしようとしている NPO などの団体も存在しています。ただ、お金を儲けないと悪魔には勝てません。世界規模でビジネスができるくらいの資金を集められるビジネスのセンスと能力、そして清き心とビジネスを正しくやっていこうとする考え方が必要です。

慈善事業団体が上場企業並みのお金の動かし方をするためには、ICO でデビルマンになればいいのです。世界中にある普通の小さな組織や個人、あるいはまだ金融が整っていないエリアの人や企業、団体であったとしても、ICO をすることで上場企業なみの資金調達能力を手にできる可能性があります。

悪魔の力と人間の心を融合させたデビルマンが、この先の仮想通貨の世界、そしてこの世界そのものを救うために必要なのです。

僕はいま、Hotaru という組織体をつくり、そこにデビルマンを集めているのです。

先日も引用したばかりですが、あまりにも名言なので改めて。

集めるんだ、デビルマンを。世界中から集めるんだ。おれはひとりじゃない、一緒に戦ってくれる同志がいる。
— 不動 明(デビルマン)

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